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英語の勉強にChatGPTを使いたい、と思って開いたはいいものの、最初の1行に何を打てばいいか分からずに閉じる。ここで止まっている人は多い。
この記事では、社会人が最初に試す3つの使い方を、打ち込む文の形まで含めて書く。効果の大きさは人によって変わるので、ここで渡すのは手順と、出てきた答えの確かめ方になる。
この記事の書き方について:公式情報と書いた箇所は、出典と確認日を付けている。それ以外は確認項目(自分で確かめること)と提案(この記事の考え)で、断定ではない。効果や必要な時間を保証するものではない。
できることと、できないことを先に分ける
文字のやりとりは得意な範囲に入る
公式情報:ChatGPTは、文章を書く・直す・言い換える・質問に答えるといった文字のやりとりを扱うサービスとして案内されている(OpenAI公式・ChatGPT・2026年8月9日時点)。
提案:英語学習で使うなら、まずこの範囲に絞る。自分が書いた英文を直してもらう、同じ内容を別の言い方にしてもらう、場面に合う例文を出してもらう。この3つが入口になる。
発音の判定はできない
確認項目:自分の声がどうずれているかは、文字のやりとりでは分からない。発音を見てほしいなら、音を受け取れる形が別に要る。ここを混ぜると、いつまでも判定されないまま練習することになる。
出てきた答えを、そのまま正解にしない
提案:返ってきた英文が自然かどうかは、出した側では確かめられない。確かめる手順を先に決めておくほうが安全になる。
確認項目:出てきた表現をそのまま検索窓に入れて、実際に使われている文が出てくるかを見る。辞書の例文と並べて、意味の幅が合っているかを見る。この2つを通ったものだけ、自分の引き出しに入れる。
添削に使うときの、3つの型
型1:直してほしい観点を先に指定する
「直して」とだけ書くと、語順も語彙も時制もまとめて書き換わって、どこが自分の弱点だったのか分からなくなる。
確認項目:観点を1つに絞って頼む。たとえばこう書く。
次の英文を、時制の間違いだけ直してください。ほかは変えないでください。
1回に1観点。時制、冠詞、語順、と分けて3回投げるほうが、直った箇所が見える。
型2:直した理由を聞く
確認項目:直った文だけを受け取ると、次に同じ間違いをする。理由を聞く1行を足す。
直した箇所それぞれについて、なぜそう直したかを1行ずつ書いてください。
理由が読めない、または理由が納得できないときは、その直しを採用しない。ここが「出力をそのまま正解にしない」の実際のやり方になる。
型3:同じ内容を3通りで出してもらう
確認項目:1つの言い方しか手元に無いと、場面が変わったときに詰まる。
同じ内容を、会議で言う場合/メールで書く場合/同僚に雑談で言う場合の3通りで出してください。
提案:3通り並ぶと、自分の職場でどれを使うかを選べる。選ぶ作業が入るぶん、記憶にも残りやすい。
会話練習に使うときに、気をつけること
訂正が入らないことがある
確認項目:会話の相手役として使うと、多少おかしな英文でも話が進む。訂正してほしいなら、最初にそう指定する。
この会話のあいだ、私の英文に間違いがあれば毎回その場で指摘してください。
相手が待ってくれるので、詰まる練習にならない
提案:文字のやりとりでは、考えている時間は相手に伝わらない。実際の会話で困るのは、この「待ってもらえない時間」のほうになる。詰まる経験をしたいなら、時間が流れる形が別に要る。
使う前に決める3つ
- 投げる観点を1つに絞る。時制なら時制だけ
- 理由を聞く1行を足す。理由が読めない直しは採用しない
- 確かめる手順を決める。検索窓と辞書の2つを通す
提案:この3つを決めずに使うと、出てきた英文をそのまま覚えることになる。決めてから使うと、同じ道具でも残るものが変わる。
まだ英文を1文も書けない段階では、直す対象が無い
- まだ英文を1文も書けない段階だと、直す対象が無い。先に短い文を作る練習から始める
- 職場の情報を含む文章を扱うなら、外部のサービスに入れてよいかを先に確認する
- ここで扱うのは文字のやりとりで、話す速さや発音は別の手当てが要る
出力の相手が要る段階に来たら
提案:型1〜3が回り出すと、次に足りなくなるのは返事が来る相手になる。文字で直せるようになっても、口が動くかは別だからだ。1人で組めないなら、相手が用意されている形を使うのも1つになる。
公式情報:スパトレは第二言語習得論に基づく学習方法で、自習とレッスンを組み合わせる形になっている。7日間の無料期間がある(スパトレ公式サイト・2026年8月8日時点)。レッスンの前に自習をする設計なので、その時間を置けない人には向かない。
今週、1文だけ投げてみる
- 自分が書いた英文を1つ用意して、時制だけ直してもらう
- 直した理由を1行ずつもらって、納得できない直しに印を付ける
- 同じ内容を3通りで出してもらい、自分の職場で使うものを1つ選ぶ
- 選んだ表現を検索窓と辞書の2つで確かめる
道具そのものより、投げ方と確かめ方で残るものが変わる。まず1文から始めたい。
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